Excelとは
Excelは、マイクロソフトが開発したスプレッドシートプログラムです。スプレッドシートは表形式でデータを管理・計算・分析するためのツールであり、Excelはその代表的なソフトウェアとして広く知られています。
Excelを使用することで、数値やテキストデータをセルに入力し、それらのデータを整理・操作することができます。Excelの主な機能には、数式や関数を使った計算、データのフィルタリングやソート、グラフの作成、条件付き書式、ピボットテーブルなどがあります。
Excelの用途
ビジネスや個人で広く使われており、さまざまな業務やタスクに活用されます。予算管理、データの分析、プロジェクト管理、請求書作成、スケジュール管理など、さまざまな用途で利用されることがあります。
Excelは使いやすいインターフェースを持ち、豊富な機能や高度な操作が可能です。また、他のオフィスソフトウェアとの連携も容易であり、データのエクスポートやインポート、他のフォーマットへの変換などもおこなえます。
Excelのショートカットを覚えるメリットとは?
Excelのショートカットを使えるようになると、仕事の効率が大幅に向上します。
ショートカットを利用することで、マウスを使わずにキーボードだけで操作できるため、作業がスムーズになります。ショートカットを覚えて使うことによって、以下のようなメリットがあります。
時間の節約につながる
ショートカットを使うことで、マウス操作に比べて作業時間が短縮されます。複数の操作を素早く行えるため、データの入力や編集、セルの移動などが効率的に行えます。
作業の正確性が高まる
ショートカットを使うことで、操作ミスや誤った操作を防ぐことができます。キーボード操作は正確で、セルの選択やデータの編集などを迅速に行うことができます。
集中力の維持が期待できる
マウス操作よりもショートカットを使ったキーボード操作の方が直感的で、作業フローを妨げずに作業に集中できます。素早く操作できるため、作業の中断や集中の切れ目が少なくなります。
生産性の向上につながる
ショートカットを使えるようになると、作業のスピードが向上します。繰り返し行う操作を効率化できるため、大量のデータ処理や複雑な計算作業なども迅速に行えます。
Excelのショートカットを習得することで、作業効率が向上し、時間の節約や正確性の向上、集中力の維持、生産性の向上などのメリットを得られます。
以下でいくつかご紹介します。
Excelのショートカット① シートの移動
前のシートに移動
Ctrl + Page Up
次のシートに移動
Ctrl + Page Dow
左のシートに移動
Ctrl + Shift + Page Up
右のシートに移動
Ctrl + Shift + Page Down
Excelのショートカット② セルの書式設定
セルの書式設定ダイアログを開く
Ctrl + 1
選択したセルに一般形式を適用する
Ctrl + Shift + 1
数字の書式を一般形式に変更する
Ctrl + Shift + ~
通貨の書式を適用する
Ctrl + Shift + $
Excelのショートカット③ フィルタとソート
自動フィルタを有効化または無効化する
Ctrl + Shift + L
フィルタドロップダウンリストを表示または非表示にする
Alt + Down Arrow
選択範囲をテーブルとして書式設定する
Ctrl + Shift + $
セルに罫線を追加
Ctrl + Shift + &
Excelのショートカット④ セルの選択と編集
現在の選択範囲を拡張
Ctrl + Shift + 矢印キー
選択したセルを編集モードにする
F2
選択したセルに入力した値を複製する
Ctrl + Enter
Excelのショートカット⑤ ワークシートの操作
データのある範囲を選択
Ctrl + Shift + End
シートの先頭セルに移動
Ctrl + Home
シートの先頭セルから現在のセルまで選択
Ctrl + Shift + Home
Excelのショートカット⑥ コピー、切り取り、貼り付け
選択したセルのコピー
Ctrl + C
選択したセルの切り取り
Ctrl + X
セルにコピーまたは切り取った内容を貼り付け
Ctrl + V
Excelのショートカット⑦ その他の便利なショートカット
元に戻す
Ctrl + Z
やり直し
Ctrl + Y
ファイルの保存
Ctrl + S
印刷
Ctrl + P
検索
Ctrl + F
置換
Ctrl + H
Excelのショートカット⑧ 数式と関数
現在のセルに合計値の数式を入力する
Alt + =
数式を計算して値を表示する
F9
関数の挿入ウィザードを開く
Shift + F3
Excelのショートカット⑨ 行と列の操作
列全体を選択
Ctrl + Space
行全体を選択
Shift + Space
選択した行または列の挿入
Ctrl + Shift + + (プラスキー)
選択した行または列の削除
Ctrl + – (マイナスキー)
Excelのショートカット⑩ フィルとオートフィル
選択したセルの上のセルの値をコピー
Ctrl + D
選択したセルの左のセルの値をコピー
Ctrl + R
フィルタの有効化または無効化
Ctrl + Shift + L
オートフィルを使用してデータを埋める
Ctrl + E
Excelのショートカット⑪ グラフの作成と編集
現在のデータ範囲から既定のグラフを作成
Alt + F1
新しいシートにグラフを作成
F11
選択したセルのデータを使用してグラフを作成するウィザードを開く
Ctrl + Shift + F3
Excelのショートカット⑫ フォーマットとスタイル
セルの書式設定ダイアログを開く
Ctrl + 1
選択したセルに一般形式を適用する
Ctrl + Shift + 1
数字の書式を一般形式に変更する
Ctrl + Shift + ~
通貨の書式を適用する
Ctrl + Shift + $
Excelのショートカット⑬ シートの操作
新しいシートを挿入
Ctrl + Shift + N
新しいフィルタを作成
Ctrl + Shift + F
シートを閉じる
Ctrl + Shift + W
新しいワークブックを挿入
Alt + Shift + F1
Excelのショートカット⑭ 行と列の調整
行の高さを調整
Alt + H + O + W
列の幅を調整
Alt + H + O + I
行を挿入
Alt + H + O + R
列を挿入
Alt + H + O + C
Excelのショートカット⑮ データの操作
テーブルの作成
Ctrl + T
選択したセルを名前で管理
Ctrl + Shift + F3
セルに罫線を追加
Ctrl + Shift + &
セルの罫線を削除
Ctrl + Shift + _
Excelのショートカット⑯ セルの内容の編集
現在の日付を入力
Ctrl + ; (セミコロン)
選択したセルの上のセルの値をコピー
Ctrl + Shift + ” (ダブルクォーテーション)
選択したセルの数式を表示
Ctrl + ‘ (アポストロフィ)
Excelのショートカット⑰ ワークブックの操作
新しいワークブックを作成
Ctrl + N
ファイルを開く
Ctrl + O
ワークブックを閉じる
Ctrl + W
アクティブなワークブックを閉じる
Ctrl + F4
Excelのショートカット⑱ ピボットテーブルの操作
新しいピボットテーブルを作成
Alt + N + V
ピボットテーブルフィールドリストを表示または非表示にする
Alt + J + T
ピボットテーブルの値フィールドを設定する
Alt + J + V
ピボットテーブルのフィールドを選択またはクリアする
Alt + J + C
Excelのショートカット⑲ ショートカットキーの表示
リボンのショートカットキーを表示する
Alt
Excelのすべてのショートカットキーを表示するダイアログボックスを開く
Ctrl + Shift + Alt + /
Excelのショートカット⑳ セルの表示とスクロール
選択した列を非表示にする
Ctrl + 0
グリッド線を表示または非表示にする
Ctrl + 8
アクティブなセルから左端までデータを選択
Ctrl + Backspace
アクティブなセルから上端までデータを選択
Ctrl + Shift + Backspace
Excelのショートカット㉑ ショートカットメニュー
セルまたはオブジェクトのショートカットメニューを表示
Shift + F10
新しいシートを挿入するショートカットメニューを表示
Alt + Shift + F10
新しいワークシートを挿入するショートカットメニューを表示
Shift + F11
Excelのショートカット㉒ ショートカットのカスタマイズ
Excelオプションを開き、ショートカットキーをカスタマイズ
Alt + F + T
リボンのタブを表示し、リボンのショートカットキーをカスタマイズ
Alt + W + R
クイックアクセスツールバーのショートカットキーをカスタマイズ
Alt + Q
Excelのショートカット㉓ セルの移動と選択
セルへ移動するダイアログボックスを表示
Ctrl + G
セルの選択を追加または解除する
Ctrl + Shift + F8
現在のセルを選択する
Ctrl + Shift + Space
前のワークシートに切り替える
Ctrl + Shift + Tab
Excelのショートカット㉔ フォーミュラの入力と編集
セル参照の絶対参照と相対参照を切り替える
F4
直接または間接的に参照されているセルへ移動
Ctrl + [ (左ブラケット)
上のセルの値と同じ数式を入力
Ctrl + Shift + ” (ダブルクォーテーション)
ハイパーリンクを挿入または編集
Ctrl + K
Excelのショートカット㉕ データのフィルタリング
フィルタドロップダウンリストを表示または非表示にする
Alt + Down Arrow
ビジブルセルのみを選択してコピーまたは切り取る
Alt + ; (セミコロン)
自動フィルタを適用または解除する
Ctrl + Shift + L
現在のリージョン全体を選択する
Ctrl + Shift + * (アスタリスク)
Excelのショートカット㉖ シートの作成と削除
新しいワークシートを挿入
Shift + F11
新しいシートを挿入
Alt + Shift + F1
アクティブなシートを削除
Alt + Shift + F4
Excelのショートカット㉗ グリッド線の表示と非表示
グリッド線の表示と非表示を切り替え
Ctrl + Shift + 8
グリッド線の表示と非表示を切り替え
Alt + W + V + G
Excelのショートカット㉘ シートのコピーと移動
シートをコピーまたは移動
Ctrl + Drag
行を挿入
Alt + H + O + R
列を挿入
Alt + H + O + C
Excelのショートカット㉙ リボンのショートカットキー
リボンのキータイップモードを開始し、タブのショートカットキーを表示
Alt
ホームタブを選択
Alt + H
挿入タブを選択
Alt + N
ページレイアウトタブを選択
Alt + P
データタブを選択
Alt + M
フォーミュラタブを選択
Alt + B
リビュータブを選択
Alt + R
ビュータブを選択
Alt + W
Excelのショートカット㉚ オブジェクトの挿入と編集
新しいグラフを挿入
Alt + N + P
新しいピボットテーブルを作成
Alt + N + V
新しいワークブックを作成
Alt + N + W
新しいハイパーリンクを挿入
Alt + N + H
【関連記事】>>ExcelのマクロとVBAの違いとは?自動化の方法をわかりやすく解説!
ソフトウェアや業務管理ツールをまたぐExcel操作の自動化はRPAで実行可能
たとえば、Excelから他の業務管理ツールへの入力作業を自動化したい場合は、マクロやVBAで自動化することはできません。Excelと普段活用している業務管理ツールでおこなう作業を自動化したい場合には、RPAを使うことで可能になります。
Excel作業の自動化にRPAを用いることで下記のメリットを得られます。
自動化の幅が広い
RPAは、ソフトウェアの操作やタスクを自動化するためのツールです。Excelとソフトウェア間のデータの入力、抽出、処理、統合など、さまざまな操作を自動化することができます。これにより、手作業にかかる時間やヒューマンエラーを削減し、効率的な作業を実現できます。
複数のアプリケーションとの連携が可能
RPAはExcelだけでなく、他のソフトウェアやアプリケーションとの連携も可能です。例えば、Excelのデータを他のデータベースに自動的に転送したり、Webサイトからデータを抽出してExcelに自動的に反映させたりすることができます。これにより、さまざまなシステム間でのデータのやり取りや処理を自動化できます。
定型的な作業の自動化が可能
Excelとソフトウェアの連携には、定型的な作業や繰り返し処理が多く含まれます。RPAは、ルールベースで作業を自動化するため、パターンや条件に基づいて作業を実行することができます。これにより、Excelとソフトウェア間の作業を確実かつ迅速に実行できます。
非開発者でも使用可能
RPAツールは、非開発者でも簡単に使用できるように設計されています。多くのRPAツールは、ビジュアルなフローチャートやドラッグアンドドロップのインターフェースを提供しており、プログラミングの知識がなくても自動化のルールを作成できます。これにより、Excelユーザーが簡単にRPAを活用できます。
柔軟性と拡張性がある
RPAツールは、柔軟で拡張性のあるソリューションを提供しています。作業フローの変更や追加、条件の変更などが容易におこなえます。また、スケーラビリティにも優れており、複数のプロセスやタスクを同時に実行できます。
エラーハンドリングと監視が可能
RPAツールは、エラーハンドリング機能や監視機能を備えています。作業中にエラーが発生した場合でも、RPAは自動的にエラーを検出し、対処することができます。また、監視機能により、作業の進行状況や結果を監視し、必要な場合には通知やアラートを送信することも可能です。
タスクの再利用性と再現性がある
RPAは、作業の再利用性と再現性が高い特徴を持っています。一度作成した自動化ルールやフローは、繰り返し使用することができます。これにより、Excelとソフトウェアの連携作業を効率的に実行し、一貫性のある結果を得ることができます。
要するに、RPAはExcelとソフトウェアの連携作業を効率化し、生産性を向上させるためのツールです。定型的な作業やデータの処理、複数のアプリケーションとの統合など、Excelとソフトウェア間の様々なタスクを自動化することができます。
また、ビジュアルなインターフェースやエラーハンドリング機能など、非開発者にも利用しやすい特徴もあります。RPAを活用することで、Excelとソフトウェアの連携作業を効率化し、生産性を向上させることが期待できます。
▼RPAについては下記資料でより詳しく解説しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
\事例を含めて5分でRPAがわかる/
【関連記事】>>簡単解説|RPAとExcelマクロ、どう違う?【業務効率化・業務自動化】
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デスクトップ型RPA『robop』最大の特徴は、業務の引継ぎ作業をおこなっているような感覚で、ロボットに業務を覚えさせることができる点にあります。
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